7月のことですが、もの創りが好きな私にとって、とても貴重な体験をさせてもらいました。
「BANKAN」さんのイベントで西陣織 認定伝統工芸士 山岸茂美先生による「帯留め作りの体験」
に参加することができました。
織物について、まったく無知なのですが、「引箔」という材料を用いて織り込む。
という繊細な技術について直接お話を伺ったり、どんな風に作品を作り上げていくのかを
ほんの一部ですが、見せていただきとっても刺激的な体験ができました。
「 引箔 」は和紙に漆や金、銀、プラチナ箔などで模様をつけて細く裁断したも。
裁断した1本1本を緯糸に入れて織り込んでいくそうです。
日本の伝統工芸士/工芸士リスト/山岸茂美
引箔を創る人、 引箔 を裁断する人、 引箔 を織り込んでいく人・・・
それぞれが長年培った技術を表現していく中で、後継者を育てる事もしていかなくてはいけないのは
大変な事だと、素人ながらにお話しを伺いながら感じました。
古くから存在する物、事、風景。
私自身、日本人としての感性を失いたくないと思っている。
個人の小さな行動でも、細く長く続けていく事で、何らかの影響を与えられるかもしれないという
期待も込めつつ生活に伝統工芸を取り入れて行きたいと思う。
京都へ行って、是非工房でのお仕事の様子も見せて頂きたいと思いました。